絶対に騙されない！セリーヌのバッグの真贋のポイントとは！

セリーヌの偽物の流通

セリーヌは商品の正規価格を年々上げています。

皮肉なことではありますが、人間の心理として値段が上がるほど希少価値が増すように感じ、どんなことをしても手に入れたいという欲求が強くなりますね。

とはいえ、セリーヌのバッグは20万円以上もするような高額商品ばかり。

新品を中々買うことができない層は低価格に買える品を求めます。

低価格でセリーヌのバッグを欲しい人は偽物を販売する業者にとって非常にいいカモです。

残念ながら、本物の流通量の多さに比例して偽物も増加傾向にあるのが現実です。

コピー商品のランク

コピー製品はパッと見てすぐに偽物だとわかるものから、どう見ても本物にしか見えない精巧に作られている偽物に至るまで幅広く市場に出回っています。

すぐに偽物だとわかるような通常のコピーは縫製の粗さが目立っていたり、使っている素材も革ではなくビニールのような生地だったりしますが、いわゆるスーパーコピーと言われる偽物の製品は一部本物の部品を使っていたり、縫製も本物並みに巧みで見分けが非常に困難です。

しかし、それも一般の人が見た場合です。

セリーヌ愛好家の人が見たら歴然とした違いがあります。

精巧に作られた贋作、いわゆるスーパーコピーですが、スーパーコピーはその中でも品質でランク付けされており、偽物の最高ランクはN級品と呼ばれます。

次にランク別の特徴をみていきましょう。

セリーヌのランク別の特徴

細かく分かれているコピーランク別の特徴は以下の通りです。

・N級品

素人目には違いが分からないほど精巧に作られたコピー商品
スーパーコピーと言われています。

一部で正規ブランドで使用している部品を使用したり、天然素材の革を使用しています。

最高級の贋作といえるでしょう。

特に、ロレックスやオメガなどの高級時計に広く出回っているのが見られます。

・SS級品

N級品同様に革の素材は上質で見分けがつきにくいですが、ファスナーやビスなどの金具を使用した部分に明らかな違いが見られます。

例えば、セリーヌのファスナー部分には刻印が見られませんが、コピーには刻印が見られます。

・S級品

革のランクが若干落ちます。

素人目に本物との判断はつきにくいですが、革の素材が粗悪なので使用しているうちに変色が著しく、劣化のスピードも早いという特徴があります。

ちなみに、スーパーコピーではない、明らかにコピーだとわかる品質の低い製品はA級品に位置付けられていますが、工場で大量生産されているので、スーパーコピーよりも安く、多く出回っています。

セリーヌのラゲージバッグ、本物と偽物の見分け方

「もし、スーパーコピーを出されても、本物と見分けられる自信がない」

という方でも決定的に違うポイントがいくつかあります。

そこを抑えておけば大丈夫です。

人気のあるバッグほど偽物も多いので、セリーヌのアイコン的バッグともいえるラゲージバッグを例に真贋ポイントをチェックしていきます。

ロゴの刻印の違い

バッグの表面に刻印されているCELINEというロゴですが、本物と偽物では字体や線の太さ・アルファベットの角度、印字の濃さ等が違っている場合があります。

また、偽物だと「CELINE」の下に刻印されている「PARIS」というロゴがない場合があります。

また、2018年の9月以前に発売されたラゲージの刻印は「CÉLINE」の表記でEの上にアクセントの記号がついていますが、2018年9月以降はついていません。

2018年9月より後に発売されたラゲージなのに「CÉLINE」という表記になっていたら、あるいは逆に2018年9月以前の商品で「CELINE」となっていたら要注意です。

セリーヌの本家の字体デザインも変わっているのでオフィシャルサイトで確認してみるとわかりやすいでしょう。

縫製の違い

セリーヌのバッグの縫製はベテランの職人の手によって生産されており、しっかりとした養成を積んだ若手がその技術を継承しています。

機械で適当に大量生産したコピー製品とは格が違うので、一番分かりやすく見分けられるポイントといえます。

本物は糸の間隔が一定で統一感があり、頑丈に縫われています。

バッグの内側のポケットが縫い付けられている部分もまっすぐに縫われています。

コピーの場合、バッグの内側部分の縫製に歪みやほつれなど適当な箇所を発見できることが多いです。

特に、細かい箇所が正規品と統一出来ていなかったりするので比較してみて下さい。

例えば、ラゲージのファスナータブに使われている縫製の縫い目の数が違うなど、多く散見されています。

金具部分の違い

ストラップに使われている金具の色むらやメッキの剥がれなどでもコピーの判断はできますが、一番分かりやすいのはファスナーの金具部分です。

本物のラゲージバッグのファスナーの金具部分の裏をめくってみると何も刻印はされていないのですが、コピーは刻印が施されていることが多いです。

セリーヌを自分で見分ける自信がない

真贋のポイントは抑えたけど、それでも自分で見分けられる自信がないのであれば、予防策をとりましょう。

プロの鑑定士にみてもらう

手元に自分では真贋のどちらかを判断できないブランド品があれば、プロの鑑定士に判断してもらいましょう。

いつまでも、本物かな？偽物かな？ともやもやした気分で使い続けるのも嫌ですよね。

ブランド買取店にいくとみてもらえますが、直接偽物だと伝えられることはなく、買取不可だと告げられます。

なるべくネットでは購入しない

インターネットの通販サイトでどうしても欲しかったセリーヌのバッグが破格に安くなっていたから、と言ってすぐに購入するのは危険です。

特にネットでは詳細な画像まで確認することができません。

昨今では比較的規模の大きなネットショップでもコピーが紛れていることもあります。

特に、海外の通販サイトで購入したコピーは偽物だと判明した場合は不正輸入とみなされ、没収・廃棄となります。

知らない間に犯罪に加担していることになりますので、海外のネット通販で安いブランド品を購入することは避けましょう。

どうしてもネットで購入したければ、返品可能なお店で一般社団法人 日本流通自主管理協会（略称 AACD）加盟店での購入を考えてみてはいかがでしょうか。

AACDは並行輸入品市場での、“偽造品”や“不正商品”の流通防止と排除を目指して、1998年4月に発足した民間団体なので、比較的安心です。

他にも、ショッピングサイトによっては万が一コピーを購入した場合、条件にもよりますが、補償をするというサービスがついているお店もあります。

中古や並行輸入のバッグを購入する時は自分の目で確かめてから買うことを一番におすすめしますが、店舗が住まいから離れているなど、どうしてもネットで購入せざるを得ない場合はよく比較検討して、サービスや補償が行き届いているショップで購入するようにしましょう。